白内障・緑内障・網膜疾患・コンタクトレンズ処方など
白内障手術
各種レーザー手術(網膜疾患レーザー手術・緑内障レーザー手術)
目はカメラとよく似た構造をしておりますが、カメラのレンズに相当する部分を水晶体と呼びます。白内障とはこの水晶体が濁る病気のことです。
カメラのレンズが汚れていると綺麗な写真が撮れないように白内障による濁りが進行すると目の霞み、視力低下、強い日差しの下での眩しさ、物が二重に見えるなどの症状が出現します。
この病気は糖尿病、アトピー性皮膚炎などの疾患やステロイド剤の使用、紫外線、電離放射線などでも発症することがあります。症状の軽いうちは点眼薬、内服薬により濁りの進行を遅らせる治療を行ないます。基本的には手遅れのない病気ですが、濁りが進行し日常生活に支障が出た場合は手術による治療が望ましいと思われます。
目の霞みを感じたら一度眼科を受診してみてはいかがでしょうか。
目で受けた光の情報は眼球の後方にある視神経を通って脳に連絡されます。
緑内障とはこの視神経が脱落し、痩せ細っていく疾患です。光ファイバーが断線するとモニター画像の一部が欠落するのと同様に、視神経が痩せていくと視野の一部が欠けてきます。
痩せた箇所は再生しないため一度欠けた視野は元に戻る事はありません。
本疾患は初期から中期まではほとんど自覚症状の無いまま進行し、後期から末期になって初めて気付くことが多いため、人間ドックや住民検診などの検査を受け、早期発見に努めることが大切です。
本症は自覚症状が乏しいため治療を自己中断される方がおりますが、回復不能ですから日々の点眼治療を忘れずに行って下さい。
緑内障は罹患率が高い疾患であり、中年以降では約17人に1人が発病している病気です。 積極的に健診等を利用し、早期発見に努めて下さい。